インダストリアルとスチームパンクを融合させたブラケットライト
筒形の真鍮シェードが目を引くインダストリアルブラケットです。
人気の高いピクチャーライトに着想を得ながら、前面にせり出す形状の照明を製作しました。
ピクチャーライトに着想を得て製作した独特な工業系ブラケットライト
ピクチャーライトは本来、絵を照らすために絵画や写真の上部を真横一文字に照らせるよう作られています。
筒形のシェードは灯が他へ拡散せず、絵にスポットライトのように光が集まります。
コロニアルやヴィクトリアン風のデザインが多い中、インダストリアルな雰囲気とスチームパンクなイメージを組み合わせでデザインしました。
スコップのような形状をした真鍮シェードは、当店工房で1枚1枚CNC切削機で切り出しています。
上部へ熱が抜けるよう、パンチングでダイヤ型の模様を2つ描きました。
こうしたダイヤ型や円形などの模様をパンチングした廃熱穴は50年代や60年代のミッドセンチュリー期のピクチャーライトに多く見られます。
機能性を備えながら、美しさを兼ね備えたデザインを取り入れています。
照明はピクチャーライトとしてだけで無く、店舗設計やガレージング雑貨に合う間接照明としても使えるよう製作しています。
よく見かけるピクチャーライトではデザインにハードさが足りない、少し変わったデザインが欲しいとお考えの方にお勧めの壁掛け照明です。
アンティークやヴィンテージの古いパーツに合わせて全体的に黒染めなどのエイジング
使用した輸入パーツやヴィンテージパーツなど真鍮の素材部分には、エイジング加工のように黒染めをして落ち着いた色合いへ仕上げています。
基本は黒染めしただけの状態で納品となるため、使用しているうちに古美色と呼ばれる真鍮特有の黒ずんだゴールドへと変化していきます。
新品のようにピカピカの真鍮がお好きな方は、専用のクリーナーなどで磨けば真鍮本来の輝きを取り戻すことができます。
経年を楽しみたい方は、基本は柔らかい布などでの乾拭きを行い、自分好みの色合いへ育てて下さい。
大きすぎないこの照明はインダストリアル(工業的な)デザインだけでなく、ヴィンテージスタイルや北欧スタイルなどにも合わせやすいサイズ、形状をしています。
シェード内側からこぼれる光はもちろん、シェードの上部へと抜ける光もとても情緒があります。
また下から見上げるように設置することはもちろんのこと、見下ろすような場所へ設置しても楽しめる照明です。
シェード外側には大きなマイナスネジや銅製の固定プレートなど、パンチングされた穴からこぼれる光の他にもこだわりのポイントがあります。
撮影ではシャンデリア球(白熱球タイプの10W)を使用しています。
シェードの形状に合わせて、シャンデリア球やチューブ電球と呼ばれる細身の電球をご用意ください。
見上げるような場所へ設置しても、見下ろせる場合へ設置して眺めるにも、また違った表情を楽しめるブラケットライトです。
壁面へ取り付ける際に、天井を照らすように設置することも可能です。
好みに合わせて様々なシーンでお使い下さい。