真鍮のケージとレンズが目を引く重厚感溢れるインダストリアルペンダントライト
キッチンのカウンター上にどうしても設置をされたいとのことで、お問合せを頂いたペンダントライト。
以前他の照明器具も当店で購入頂いたお客様から改めてご連絡を頂きました。
以前から当店WEBショップで売り切れになっていたこちらの照明器具を再度製作できるか否かの確認のご連絡でした。
上記掲載の写真の通り、たった2点のペンダントを製作するのに、膨大なパーツを必要とするこの照明器具。
ヴィンテージの希少パーツも使うため、当店在庫パーツと製作スケジュールが合致するタイミングで受注が可能となる照明です。
製作期間をたっぷり1か月・1つ1つのパーツを手仕事で製作
上記2枚の写真は2016年当時に製作した際に撮影した製作風景です。
今回も同じくこの手順をなぞりながら作業を進めます。
レンズを入れるケージ部分の枠は真鍮ではなく銅製の金型を使用しています。
年月を経て酸化すると真鍮部分との色の差が際立ち大変渋く黒光りします。
円柱の小さなパーツはこの四角い銅枠との間に入れるスペーサー、また枠を吊るすためのチェーンを連結する軸としても使用します。
今回は前回販売時のものをさらに改良し、円柱に切り出した真鍮部品をさらに切削して漢字の「凸」型のように加工しました。
これによりチェーンが一層自在に稼働し、揺れが生じた際も真鍮軸とリングがつっぱったりせず、負荷なくスムーズに動くようになりました。
天井からぶら下げるタイプの照明のため、この小さなリングも1点1点ロウ付けし、簡単にリングが外れないようにしています。
このリング部分は数量が限られた希少なヴィンテージリングを使用しています。
ペンダント側にくる小さなリングと、先端にくる大きなヴィンテージリングを繋ぐスペーサーも当店工房で1点1点削り出しました。
今回、再製作にあたり改めて製作手順を見直しながら少しずつ改良を重ねることが出来ました。
ご依頼頂いたお客様には打ち合わせの段階から製作にいたるまで、長いお時間を頂戴し感謝でいっぱいです。
このペンダントライトはケージそのものも当店工房で、型から打ちだしを行う大変手間のかかった照明です。
長らくご愛用頂けるよう1つ1つの工程を丁寧に製作した渾身のペンダントライト。気になる方は、ぜひ一度当店へご連絡下さい。
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