スチームパンクなイメージ!アンティークやヴィンテージパーツを多用して製作した壁掛け照明
アンティーク照明やヴィンテージライトで人気の高いピクチャーライトを当店らしくハードに製作
真鍮と銅のコンビネーションでスチームパンクなイメージをデザインしました。
筒型シェードの長さを長めにとることで、一見すると飛行機のような形状をしています。
筒型のシェードの両端が空いているため、光がこぼれます。マイナスネジを使い、より重厚感を持たせました。
真鍮製の筒型シェードには、放熱用の穴を加工しました。撮影では40Wのレプリカ球(チューブ型)を取り付けて撮影しました。
ガラス部分が15cm程度あるものを使用しましたが、20cm程度ある電球でも使用可能です。
真鍮&銅製ピクチャーライトの製作風景
照明製作は試作を重ねてデザインを起こします
当店オリジナルの数量限定照明として製作するため、シリアルナンバーを入れるタグの試作風景です。
このタグは大きさや照明とのバランスの悪さから、採用されませんでした。毎回1点1点製作しています。
シェードを支える要パーツの球体を磨いて加工
照明のヘッド部分を支えるアームの起点となる球体部分。アンティークの古いパーツを研磨し、アームの本数に合わせて穴を加工。
またネジ1本も古いものにこだわり、異なるピッチのネジをアメリカで多く用いられるインチネジへ切りなおしています。
採用されたシリアルナンバー用の銅板プレート
採用されたシリアルナンバーのタグ。初回に試作したものよりも一回り小さいものを採用しました。また真鍮と銅のコンビネーションがより引き立つよう、銅板を採用しました。
ヴィンテージの真鍮板をつかって筒型シェードを製作
照明のメインとなる筒型のヘッド部分の加工風景。年季の入った真鍮板を磨き、厚みの揃ったものからロール加工して丸めます。
また電球からの放熱で真鍮板が過剰に熱くならないように、放熱用の穴加工も同時に行います
先に切りなおしておいた真鍮製のインチネジを使い、ロール加工したシェードを固定。ロウ付けも行います。
製作した各パーツが溢れる作業デスクの風景
その他のパーツ製作の様子。1点1点手作業ですすめます。
アンティークやヴィンテージの古いパーツは経年と使用により、そのほとんどが錆び、真鍮や銅特有の緑青(ろくしょう)で覆われていることが多く、研磨や腐食跡の除去など大半がこのような地味な行程を繰り返します。