ヴィンテージガラスの槍型アロープリズムが目をひくプリズムペンダントランプ
アンティーク市場でも希少な大ぶりの槍型アロープリズム
この尖った槍のような形状をしたプリズムの中でも、くびれや装飾カットが施された 槍剣型のプリズムはカット装飾に時間がかかるため、製造当時から高値で取引されます。
またこのプリズムは1本あたりの長さがあり、一般的によく使用される3インチ 程度のプリズムに比べ大きく、このプリズムだけでも大変価値があります。
1900年代初頭のガスやキャロシン(灯油)ランプから電気へ移行する時期のプリズムで、 かすかに黄色がかった色合いと、表面の微妙なざらつきは現代の精密で美しすぎる
カットでは再現できない絶妙な風合いです。 このアロープリズムはコンディションが抜群に良いため、今後同じようなプリズムを入荷できるかは 極めて限られてくるかと思います。
ヴィクトリアンやコロニアル調の家具に見られる真鍮などの金色とは趣の異なる柔らかく輝く銀メッキ
プリズムを下げる金属シェード部分は実際に使われていた古いヴィンテージ シャンデリアから移植したもので、真鍮製のシェードにわざわざ銀色の メッキが施されています。銀食器などに使われる色合いですが、刻印が見当たらない ため、銀としての純度は低いと推測されます。
経年で地金の真鍮部分むき出しとなっている部分もありますが、それもまたヴィンテージライトの味わいです
。 ヴィンテージシャンデリアの中でもシルバー色のシャンデリアは珍しく、 ゴールドの派手さとはまた違った美しさが魅力です。
プリズムを下げたシェードには細やかな花柄をあしらった真鍮製の輪っかがついており、 この細工もまた圧巻の美しさです。
年代を経ているため歪みなどから、花模様を施した飾りパーツとシェード部分に若干のズレがあります。