アンティークやヴィンテージのパーツを使って普段使い出来そうな可愛らしいテーブルランプを製作する
アメリカから入荷してきた状態は埃や経年劣化でどれもひどい汚れ方をしています。
今回選んだパーツはブルーベリーのような可愛らしいシェードと、それに合いそうなサイズのベース、装飾の美しいシェードホルダー達。
カフェランプのようにテーブルにちょこんと置ける小さ目のテーブルランプを製作して行きます。
以前に製作された際の汚れやバリ、不要なロウ付けを取り除く作業
アメリカより入荷した照明の中には、明らかに個人店やDIYなどで修理や手を入れたような形跡が残っている照明パーツがあります。
今回はシェードホルダーにそのような「雑」な仕事が見られました。
カップの側面部分のボタニカルなレリーフがとっても美しいので、出来ればこれを残したまま、不要なロウ付け部分を取り除いて微調整したいと思います。
不要なロウ付けを取り除くついでに、今回設置するフロストガラス製のシェードに合わせてリング部分のサイズ調整も行いました。
ガラスシェードが大変薄い繊細なガラスで出来ているため、きつめの固定で負荷がかかるのを避けられるよう少し緩い程度のサイズにしました。
シェードやベースの洗浄
アメリカから入荷するフロストガラスシェードには、年代によってフロスト塗装によってくもりガラスのように仕上げられているものもあります。
塗装はもちろん経年で劣化するため、洗浄しても黄ばみが残っていたりしますが、今回使用したシェードはサンドブラストなどの加工でガラスの表面に細かな傷を付けているため黄ばみなどはほぼ残っていません。
また葡萄やリーフの模様は研磨機などを使ったハンドカットで施されているため、模様がボケたり消える心配もありません。
真鍮の製品のため、経年劣化でうっすらと亀裂のある部分もありますが、研磨剤などを使って当時の輝きを取り戻すことが出来ます。
真鍮製品や銀製品は鉄製品に比べ強度はありませんが、腐食に強いためこうして何十年も時代を経ても磨けば元の輝きを取り戻します。
古いものを長く時代を超えて使える喜びを感じて頂ければと思います。