旧ソビエト連邦が打ち上げた衛星スプートニクの形に着想を得たデザインが魅力のブラケットライト
ミッドセンチュリー期の50年代~60年代に見られる宇宙や近未来的な独特な形状をしたインテリア
ミッドセンチュリー期は第二次世界大戦を通して急激に経済が良くなったアメリカを中心に、未来への憧れや近未来のような金属的で無機質な材料を使ったインテリアが急速に発達しました。
大戦時の軍事産業によって様々な技術革新が起き、大量生産が可能となったことからチープな家具から高級家具まで様々なバラエティに富んだ形状のインテリアが作られました。
アメリカと当時のソビエト連邦が宇宙開発でしのぎを削る中、ソビエトの独特な衛星を模して作られた球体から何本もの脚が飛び出したランプ照明は、ミッドセンチュリー期ならではのデザインともいえます。
いまだミッドセンチュリー期のインテリアは人気が高く、スプートニクと呼ばれるランプやそれらのデザインから着想を得たランプが様々な企業から発売されています。
スプートニク照明はペンダントライトやシーリングライトが主流の中、本物のヴィンテージパーツで組み上げたブラケットライト
シャンデリアなどの吊下げタイプは現在も量産され販売されていますが、こちらは60年代のヴィンテージパーツや輸入パーツで組まれたブラケットランプです。
(配線や内部ソケット類は新品に交換済み)
実際に使用されていたパーツを組み込んであるため、表面には無数の細かな傷がついています。また使用により若干の歪みなどもあります。
スプートニクランプによく見られる無数のアームは無く、均等に伸びる6灯だけのシンプルな形状が魅力です。
点灯させると雪の結晶のように壁面に6角形の美しい光ができます。壁からの距離もあるため、平面に見える壁面にも動きが出て大変空間の広がりを感じます。